のざらし

いち乳癌クラスタの、化学療法とオペと今後

化学療法の単語帳

かくて少なくとも年代モノ? の乳癌が見付かり、次々検査して多臓器転移*1は無かった物の、IIICて事は軽かねーんだろうな? と薄々思えど誰も言わずか言えずなのか其処は最早良い、2018/6/28のクロ判定から7/6に化学療法担当医の診察・説明を受け、7/9から二週間初回の化学療法(抗癌剤投与)でサクサクサクサク入院です、と又々ハイペース

 

つまり

本人含め誰もスケジュールの理解ができていない。

其の為、今後の予定を纏めて診療室に来た人間に配布した。下のがコレ。マメか。

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ここで問題其の二。

用語が全くわからない。薬の名前の時点でもうさっぱり。

CAF療法が抗癌剤の薬名の頭文字つったって後発薬出てるから全然違うわ!*2だったらED5でいいだろ!とか叫んでも始まらん。

それに当時の自分は「抗癌剤=毒薬」的認識で兎に角抗癌剤がメチャクチャ怖かった。

まああながち間違いでは無い筈だ。微小管*3作用薬のパクリタキセル*4なんか、製薬会社のリーフレットに「イチイ科の植物の樹脂から抽出された成分を由来とし~」とか有って「植物性アルカロイドってめっちゃ毒じゃね」の感想しか持てなかった。

 

まあ抗癌剤が云々の前に、医師の話の理解が必要な気がする。

  1. 治療の種類は複数ある 放射線(局所)・外科手術・抗癌剤(全身)
  2. 点滴による抗癌剤はCT等で判らない部位の転移・再発リスクの可能性を下げる、かも(血液に入れるんだから全身回る筈だし)
  3. 抗癌剤治療の効果があれば、原発部位の腫瘍の縮小が見られる、らしい
  4. そもそも癌細胞は健康な細胞より頻繁に分裂を繰り返す為、抗癌剤は先ず癌細胞を優先的に攻撃する、らしい(当然健康な細胞もダメージ受けるけど)

まあ癌細胞は自分の体で作られた物だし再発リスクは0には絶対成らない。

二人に一人が罹患、三人に一人が死亡する病気ですからねー。

其処に変な希望を持ってもいけない。

 

んで、次にやったのは単語調べです。 ええ、抗癌剤とか抗癌剤とか抗癌剤とか。

病院で貰ったパンフレットに書込み捲って(↓)、入院中薬剤部の方に引かれました。

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「分んない単語あったら調べますよね?」で片付けましたけど。英語の授業か。

国立がんセンターがん情報サービス 

やっぱ此方で調べましたが、ペースメーカーを利用してる病気の「先輩」がこっちが良いと教えて呉れました。

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構

必要に応じて、然し信頼できるソースから。特にネットの情報は。

 

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自分は手書きしないと駄目なタイプでがん情報サービスで調べましたが。

しかし! 病院にすばらしい資料が有るではありませんか。

国立がん研究センターがん対策情報センター作成の冊子。此れに大方必要な情報は載っています。まあ此れを手に取る=自分が癌であると認める でしょうから心理的に少しタイムラグが有っても仕方無いと思います。自分はそうでした。

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因みに此の「がんの冊子」、PDF判も有りますからiPad等に突っ込むも良しでしょう。

音声・点字資料も有るそうですね。

待ち時間等に病院の支援センターで役立ちそうな資料漁りするのがお勧めです。

 

 

知らなくて怖かった物は知る事で多少は怖くなくなります。お化けみたいなもんです。

無論そんな達観出来ませんが。

自分は元々安定剤(セニラン)服用者ですが、癌のクロ判定の時他者が同席して呉れたのは今思えば心理的に結構良い事だったのだと思います。

 

現時点(2018.08)で手術もしてないので、手術とリンパ浮腫は怖いですよー。ええ怖い。

 

追記) 

乳癌については乳がん百科という日経メディカルOnline、日経ヘルスケア関連のサイトがあり、標準治療の流れ等確認できる。抗癌剤の新薬開発のニュース等も有る。

上記サイトの監修者、京都大学の戸井先生は乳がん治療で有名な方だそうです。

 

 

 

 

*1:主治医曰く:IIICの場合、治す所を目指して抗癌剤治療を行う。一方、肺肝骨への転移が認められた場合此れ以上酷くならない様ホルモン療法を行うとの話だった

*2:斯様に面倒臭いので「術前化学療法」の頭文字NAC:neoajuvant chemotheraphyを極力使うわ

*3:細胞分裂の際、細胞の骨格を作る、らしい。

*4:日経サイエンス1996年8月号・植物からとった新抗ガン薬タキソール | 日経サイエンス に商品名タキソールの歴史の古さについて記事がある。尤も古めの記事なので分子標的治療薬とかソッチ系の方がより新しいだろうか。但し乳がん百科でも「乳がん治療は日進月歩で進化している」としつこい位書かれて居る