のざらし

いち乳癌クラスタの、化学療法とオペと今後

ブログ名の由来

そういや当ブログ、はっきり云って酷いブラックネーミングである。アイデアル

病気の治療を綴るブログのタイトルには大凡向かない。やる気無さ過ぎ。

ま、やる気が有っても無くても、早いか遅いかさて置き人間死ぬ。頭で闘っても仕様が無い。二アリーイコール毒物の抗癌剤と自分の細胞がバトって呉れている。其の事実だけで十二分にエグイ。腹一杯である。

別に代替療法にすりゃ良かったとかそう云う意味では無い。病院の標準療法たる術前化学療法も否定しない。何分病期IIICで有る。多臓器転移が今の所無いってだけで乳癌としては十分重いので寛解とか希望的観測が非常に持ち難い。

抗癌剤が好きって奴は薬売る会社の人間以外に居ないと思うが、副作用とか調べて知らない事に因る漠然とした恐怖感は軽減したがやる気レスと云う別の問題が発生した。

抗癌剤の最初がナイトロジェンマスタード、元ネタ化学兵器でお馴染みのマスタードガスっつうのを知って以降「あーーーーーーそう、やっぱりね」感が拭えないのである。

皮肉な事に科学だ医学だ其の辺の進歩は大抵根っこに戦争を由来とする事が多い。其の典型だ。然も其のアルキル化剤シクロホスファミド正に使ってる最中だし。

「まあ3人に1人癌で死ぬ(何故だ?生物として長生きし過ぎているのか?)世の中だし、癌で死ぬか薬で死ぬか其の他の要因で死ぬかの違いだけだ」と余計に頑張れなく成って仕舞って居るがどうもしない。みっともなく泣き喚いても良いが其れも疲れる。

アラフォークライシス & 後から数えた方が早い病期の癌のコンボで十分ガッリガリHP削れ過ぎる。そんな事考えてたらピッタリなネーミングじゃあないか野晒。嗚呼。

 

そもそもがスカル好きなので、又後述の理由で何と無く付けて仕舞ったブログ名。でもハードロックやメタル系な髑髏は別に好きじゃない。メキシコ系の陽気なスカルもHR/HM系よりはマシだが大好きでもない。ゴス系スカルも人骨に関してはクリーンヒットしない。此の系統は偶蹄目の方がテイストが良い。

一番好きな髑髏は若冲の髑髏図だ。ダントツだ。

京都の宝蔵寺にあるのね。若冲のお墓も此処か。

此の髑髏図、上部に「一霊皮袋 皮袋一霊*1」と書かれて居る。高遊外*2と云う人物が86歳(87歳で亡くなってるから最晩年だな)の時に書いたとの事。意味は後で調べる。遊外自体面白そうな人物だが話が逸れ過ぎるので後で調べる。

 

 でもう一つの理由。自分の所持品の由来である。

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骨董市で買った108玉数珠。モノは新しく骨董的価値は低い。古いと結構とんでもない。親玉がヤクの骨。

とても気に入って居るので骨董屋より私が死ぬのが早ければ骨董屋に返したい。

件の骨董屋と縁が切れたり先に死んでたり廃業してたら素材として絶対に釜は傷めないので一緒に火葬して欲しいが、一方で後世に残って欲しい気もする。但し素材故に人に譲るのが可也相当チョー非常に厳しい。此のジャンルに理解有る人で無いと難しい。

自分が何故此の数珠が大好きなのか不思議で有る。某方面に耐性の有るセンパイしか譲り先が思い当たらない。

 

「(前略)どくろの盃でカンパーイ」は漫画・ドリフターズの信長の台詞だな。

因みに髑髏杯はチベット密教とか儀式用から個人の趣味に至るまで、世界各地に結構あるみたいだね!

 

ま、結論として生きる事と死ぬ事を考える上での、此のネーミングである。

*1:ドリフターズの主人公・島津豊久の「~俺もお前も腹ば切れば中は糞の詰まった肉袋ぞ」を思い出した。

*2:禅僧の月海が俗人に戻った後の名前。売茶翁とも呼ばれた。すげーどっかのバンドっぽい法名。I've pricked my heart~ ←やめろ