アドリアマイシン
ちっと飽きてきたけど取り敢えず使っている抗癌剤の添付文書だけは読んでおく。
病院で説明されてない事書いてあったりするので。下のサイトをチクチク見ている。
手術ミスや感染症や副作用・再発で死んでも投薬ミスで死にたくはないので半分意地。
製薬会社サイトは医療関係者じゃないとダメと一応断りがあるので便利なのはpmda。
アントラサイクリン系の抗腫瘍薬。色が薄い赤でちと驚く。
抗生物質系は末尾-mycinだの-cinつくの多い。
血管外漏出で起壊死性があるので漏れたらヤバイやつ。漏れたら即ナースコール。
点滴中止で漏れた薬剤を回収しないといけない。この投与前にトイレは済ませとけとか安静にしててと言われる。言われなくても点滴のラインから赤色が消えるまでは安静にしたほうがいい。外来の1回目は爆睡して終わってた。
だから色が付いてるのか原料由来かは知らぬ。
ドキソルビシンは日本化薬の商品名。他にアドリアシンとかドキシルとか。
ドキシルってのはポリエチレングリコール(PEG)化のリポソームに内包し云々とか云ってて副作用とかもちと違うらしい。
ドキソルビシンの添付文書で間違えない様にって書いてあったのがドキシルかは知らない。PEG? パットメセニーグループか某企業みたいだな。理解超えてるので深追いしない。
(独)医薬品医療機器総合機構 ドキソルビシン塩酸塩注射用10mg・50mg「NK」
hydrochlorideが塩酸塩、ですか。
トポイメラーゼIIと云う酵素を阻害する事でDNA複製・増殖をさせないタイプ。トポII。
細胞分裂するにはDNAの螺旋を一度解かなきゃならず、トポイメラーゼIIがDNA鎖切断を行うんだそうな。DNA損傷パターンのひとつ、どっかで出てきた架橋結合。
もーおーはなさないーっ、てなんだっけ、安全地帯?DNAの場合離れないと死ぬ。
シクロホスファミドとの併用時、1回につき60mg/表面積と書いてある。外来の点数見ると50mgと10mgに分かれているな。
抗癌剤だけで12000円位。処方箋のデカドロンやイメンドも入るともっと行く。
カネカカルワネ・・・ そりゃ〇塚製薬とか点滴ホルダーの1個や10個くらい病院に呉れるよねー。(看護師「使いにくい」と言ってましたけどね!)
で、アドリアシンの総投与量は(450-)500mg/表面積だそう。これはアントラサイクリン系に心毒性があって総投与量が決まっている。
総投与量はリスク因子の一つ。あと胸部放射線照射etc… って自分左胸なので放射線療法やるとリスク増大って事か?
他剤との併用もリスク増で、後に使うパクリタキセル入ってるよ…
でもパクリタキセルはドキソルビシンの前に使うと骨髄抑制とか副作用が強くなる恐れがあると添付文書が言ってるのでパクリタキセルは後じゃなきゃいかんのね・・・
取り敢えず此れ使う時は「(血管外に)漏らすな」使ったら「心機能低下に注意」って事なんでしょうな。心臓に関する症状はセンパイが詳しいので聞いてみる。
自分の例について。
1回目入院のCAF療法(7/10)で退院後、7/25~29に5.5~5.7km/hのウォーキングを15分やってたら28日から暫く胸が痛いってのがあった。心臓系に詳しいセンパイ曰く「胸が痛いで最もメジャーは不整脈」と言われ化学療法の先生に聞いたが「息切れになったら病院マターで取り敢えず様子見」とこちらが気づかない位のあっさり回答だったので暫くウォーキング止めたら治った。負荷か頻度が高過ぎたのかもだが、こういうのが全部人体実験しないとわかんないんだよな!
今まで出来たことができなくなるオソロシヤ。
因みにウォーキングマシン使用者なので数値・時間の把握はやりやすい。
今は4km/hでたまにタラタラ歩いてる。
集中力が切れたのでこの辺で。あと5-FUと末梢神経障害のパクリタキセル調べてないなー。
■アドリアマイシン心筋症について
癌化学療法による心毒性 - 清野精彦 日本医科大学千葉北総病院内科学(循環器内科学)循環器センター
44歳の死亡例で総投与量「アドリアマイシン977mg/m2」とかあって「えっ?」てなってる。心筋細胞死、アポトーシスってまた自死ですか。
国内で発行された学術論文全文を読むことのできる、日本最大級の総合電子ジャーナルプラットフォーム・・・ マジか。
V章 副作用のマネジメント 7.心毒性 cardiotoxicity
2013/10/7 北村和広・弦間昭彦(日経メディカル)
日経メディカルのこっちが一寸読みやすいかなー
アントラサイクリン系もシクロホスファミドもパクリタキセルもフルオロウラシルも使うんですけど?
うーむ。いやんなってきた。