のざらし

いち乳癌クラスタの、化学療法とオペと今後

フルオロウラシル

そういや漫画「はたらく細胞」を知人が貸してくれてまして。

ざっと読んでたら、漫画として面白くないことはないんだが、展開のテンポ感につられて読んじゃうと全然生物の勉強をすっ飛ばすので反復して読まないとさっぱり分からん事に気がついた。

そして一番出張る白血球のキャラが死のノートのアレに見えてますます話が頭に入らねえ。

える しっているか。

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大きさ対比の図をツイッターのTLで見ましたがアレいっそ単行本に折り込んで欲しいレベルに分かりやすかった。マクロファージちゃん巨大。てか鉈ってホラーゲームのキャラか。

 

さて自分がやってるのがCAF療法なんで、この3種は添付文書読んどこうと思ったが遅遅として進まず。やっと3つ目のフルオロウラシル

最初なんじゃ!と思った名前なんですが中身を知ると此れが一番分かりやすい。

RNAで必要な塩基ウラシルの5位をフッ素化(fluoro-)したやつ。核酸合成を邪魔する代謝拮抗剤。ネーミングとして実にそのまんまである。ウラシルってセーラー戦士に居そうな名前だが、しかしいない。

 

フルオロウラシル「トーワ」やら5-FUでPmdaで添付文書探そうとしたらちっとも出てこない。ので製薬会社のサイトで見た。(2015.06版)

併用注意や併用禁忌の薬剤が結構あるようで。あと副作用で下痢の記載がある。

投与(静脈内注射)時血管痛、静脈炎を起こす恐れがあるのでゆっくり投与とか書いてあるが、その下に「~薬液が血管外に漏れると、注射部位に硬結・壊死を起こすことがある」と有って「え?」ってなってる。

 

自分が持ってる書籍(QOL重視のがん薬物治療;2010)、支援センターで貰った冊子(もっと知ってほしいがんの薬物療法の副作用のこと 2018年版)でフルオロウラシルは「非起壊死性」に入ってて、書籍には炎症なし、小冊子には炎症性と記載がある。

なんかバラバラだな。本は発行古いのを鑑みるとして、投与時病院に聞いてみる。起壊死性だったらドキソルビシンみたいに投与時安静にしてた方がいいじゃん。確率が低いって事なのか何なのか。でも一番のソースは製薬会社だよねえ???

 

うーん、そろそろ生物のお勉強をしないと着いていけないかもしんない。

でもイヤになるまで調べないのでもう止める。眼精疲労酷いし、筋トレするわ。